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前期の?に引き続き、後期には?があります。
今回は、なんと既に過去の話となってしまいましたがある時期一世を風靡した白い粉、炭疽菌をさっそく扱うことになりました。 全部で3つ実験をしました。 1つ目は、抗原抗体反応に関するもので、炭疽菌を抗原とする抗体の液、炭疽菌に感染した脾臓の液、感染していない脾臓の液、を用意します。 抗原と抗体が出会うと、強固にくっついて、特に今回は抗体の数が多いので、抗原にたくさんの抗体がくっついて、白く沈着する様子を観察することが出来る予定。 ちっさい試験管に(ほんとにちっさい!)、抗体の液を入れ、次に感染した脾臓の液を静かに混ざらないように重ねて入れます。 もう一本の試験管には、同じく抗体の液を入れた後、感染していない脾臓の液を入れます。 さて、こうして2本の試験管を比べてみると、前者のほうには抗原となる炭疽菌がいるので抗原抗体反応が起きます。 すると2種類の液を重ねて入れたその境界に、うっすらと白いモヤモヤがみえます。 これが抗原抗体複合体とやらで、感染した脾臓の液の中には炭疽菌が入っていることが証明されました。 後者の試験管では、炭疽菌がいないので(当たり前)抗原抗体反応は起きず、白いモヤモヤは見えません。 2つ目の実験も抗原抗体反応を起こすものでした。 これはもっと一般的に普及している実験方法で、まず2つの丸い囲いの中に抗体の液をたらします。 そこに、炭疽菌に感染した脾臓の液と感染していない脾臓の液をそれぞれたらします。 つまようじみたいな棒でかき混ぜると全体的に白っぽくなります。 しばらく放っておくと、感染した液のほうではやはり抗原が存在するので、白い液だったところに、白いツブツブが現れてきます。 写真の手前の丸の中が、そうです。 奥の丸では白濁したままですが、手前のは白いツブツブが見えます。 3つ目はファージテストといって、炭疽菌を鑑別する試験の中でも有名なものです。 シャーレの寒天培地の上に炭疽菌(生。これは手につくと危険)を塗ります。 その上に一滴だけλ(ラムダ)ファージ液をたらします。 ラムダファージは炭疽菌を溶かす力を持っているので、ファージをたらしたところの炭疽菌は発育できず、たらしていないところの菌だけ発育する予定でした。 この実験はすぐには結果が出ないもので、次の日の午前中結果を見に行ったら…。 どの班も、しっかり炭疽菌が発育していました…。 1つの班だけ、ファージをたらしたところ以外の炭疽菌が発育していないところがあったけど、それ以外の班はみんなしっかり炭疽菌のコロニーが形成されていましたとさ。 あきらかに材料の不備…m(_ _)m 残念。 PR ![]() ![]() |
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