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先週に引き続き、「家畜化」についての内容でした。

家畜化する過程には人為的選抜が欠かせませんでした。
漂い動物が生まれるのを待つだけでなく、良いもの同士の交配によって、両親の良いところを受け継いだ動物を作ろうとしました。
通常、種の異なる動物同士を掛け合わせて子供が生まれても、その子供は生殖能力を持っていないことがほとんどです。
いい例が、馬とロバの子供のラバや、ライオンとトラの子供のレオポンなどです。
これらの子供は、生殖能力を持っていません。
しかし…たまに起こるのらしいのですが、遺伝子流入といって、両親の遺伝子ではなく片方の遺伝子のみを受け継いで、生殖能力のある子供が生まれるそうです。
そうしていって、複数の種を祖先に持つ動物が出来上がるそうです。
家畜の中には、祖先を一種に決定できるものもいますが、複数の種が祖先のものもいます。
複数の種が祖先になりえるのは、遺伝子流入が起こったからだそうです。

一口に良い能力といっても、いろいろです。
肉の量が多いのがいいのか、たくさんミルクを出すのがいいのか、それとも濃いミルクを出すのがいいのか…。
そこで、ある能力に特化した動物を意識的に作ろうとすることで、今のような、目的に応じた家畜が出来上がりました。

家畜を小さな社会の中で飼っていると、どうしても近親交配が多くなってきてしまいます。
一般に、近親交配はデメリットのほうが多いのですが、産業革命時代のイギリスでは、各地から様々な種流之動物を集めるとともに、上手に近親交配も使うことで現在も使われている多くの種類の家畜を作りました。
このときに、牛ではショートホーン、ジャージー、羊ではサフォーク、豚のヨークシャーなどが作られました。


野生を家畜の差は、人に飼われていない、飼われているだけでなく、体型や性質も異なります。
野生で大きかった動物は、その大きさゆえ扱いにくいため、まず人間は小型化しようとしました。
逆に野生で小さかった動物は扱いやすく、人間は生産性を上げるため大型化しようとしました。
その結果、大きかった動物は小さく、小さかった動物は大きくなっています。

また、野生の動物の多くは繁殖期間が決まっていますが、家畜のニワトリがそんなこと言ってたら困ります(よね?)。
馬や牛は今でも季節繁殖(繁殖期間が決まっている)ですが、ニワトリは1年中卵を産むようにしました。
ニワトリは、日照時間が短くなって気温が下がってくると卵を産まなくなる性質があります。
つまり秋になってくると産まなくなるのです。
そこで、1年中暖かく日の時間は長くすることで、ずっと卵を産むようになりました。
もちろんそれをやめてしまったら、産まなくなってしまいますが(^_^;)
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