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後期最初の授業は生化学実習からでした。
今日は再来週(来週は体育の日でお休み)やる実験の説明でした。 やるのは「糖の定性反応」というもので、5種類の糖を各種検査の結果から、#○○の糖は△△、というように当てるものです。 と書くと、5択のクイズみたいですが(^_^;) 出てくる糖は、アラビノース(炭素の数は5つ。五炭糖)・グルコース(おなじみ六炭糖)・フルクトース(五炭糖)。 ここまでが1種類の糖だけからなる単糖類。みんな還元性をもっています。 それからスクロース(グルコース+フルクトース)・マルトース(グルコース+グルコース)といったニ糖類。 このうちマルトースは還元性をもっていますが、スクロースはもっていません。 これら5種類の糖が、どうやら番号だけ付いた試験管に入って出てくる模様。 ここから4つの試験をして、どの試験管に入っている糖が何であるか決定していくようです。 1つ目がBarfod反応("o"の上には"¨"が付きます)。 これは単糖類のみに反応する試験で、これによって単糖類グループと二糖類グループに分けることが出来ます。 というのも、この試験は弱酸性下で行われるため、マルトースは還元性を発揮することが出来ず、還元性を発揮できる単糖類のみが赤く沈殿するのだとか。 2つ目がBenedict反応。 これは還元性をもつ糖すべてに反応します。 そのため、赤い沈殿を起こすアラビノース・グルコース・フルクトース、そしてマルトースに対して、反応しないスクロースに分けられる予定。 3つ目がseliwanoff(セリワノフ)反応。 これはケトン基をもつフルクトースに反応する予定。 4つ目はBial反応。 これは五炭糖に反応する予定です。 つまりアラビノースですねー。 再来週、これらの試験の結果がバッチリ出てくれればさくさくっと糖の同定ができるハズ。 でも熱しすぎたりすると、反応を示さないはずの糖までも反応してしまうらしい…。 ここからは完全に「聞いた話」です。 糖を同定するのは、昔は獣医さんが自ら行っていたらしいです。 でも今は、ほとんど外注なんだそうです。 なので現代となっては自ら糖を同定する機会はなくなってしまったけど、昔の人はこんなことをやってたんだ、という感じで(?)勉強するとか。 自分で出来てもおもしろそう☆ PR ![]() ![]() |
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