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放射線生物学では今のところ、物理の放射線に関わるところの基礎みたいな内容です。α崩壊とか。物理が苦手な人、高校では履修しなかった人も多数いることを考慮してか、非常にゆっくりとしたスタートでホッとしていますw

授業のメインの内容はさておき、今日の雑談2つはそれなりに刺激的な内容でした。1つは放射性物質を用いた動物の治療のお話、もう1つは日頃さらされている微量な放射線のお話です。

放射線を用いた画像診断には大きく分けて2種類あり、外から放射線を照射して画像にするいわゆるレントゲンと、放射性物質を体内に注入し、その放射性物質の局在を調べる方法があるようです。
後者は、ガンによる腫瘍などがある場所は血液の量が多いことを利用して、異常のある場所を調べます。放射性物質を注入して画像にすると、常に血液の量が多い脳や心臓は健康な体でも光ります。それ以外に光った場合、そこが病変ではないかという検討がつきます。これによって、異常な部位の発見が容易になるというのがメリット[:拍手:]
しかし残念ながらこの治療を行えるのは人間だけだそうです。現在の日本の法律では、動物に放射性物質を投与した場合、その動物は「放射性廃棄物」という扱いになり、投与した施設から放射性廃棄物として、しかるべき方法で廃棄しなければいけません。動物は法的に「物」として扱われているのは有名ですが、なかなかショッキングなお話ですね…[:唖然:]他の国ではこの治療法が動物に適用できるところもあり、特に大きくて全身のレントゲンを撮るのが難しいサラブレッドの治療に重宝しているようです[:ジョギング:]

もう1つのお話。私たちが日頃さらされている放射線はだんだんと増えてきているそうです。レントゲンやCTスキャンが一般的な治療行為として認識され、被爆量が増えているというのはどこかで聞いたようなお話ですが、建築物が木造ではなくコンクリートになったことでも周辺の放射線の量が増えているそうです。
また、放射性物質を扱うRIセンターという研究施設が日本全国にあるのですが、この施設には排気する中の放射性物質をモニターするセンサーがたくさん取り付けられています。大陸で核実験が行われ、放射性物質を含む空気が日本に流れて来ると、日本中のRIセンターで警報がなるそうな…[:撃沈:]

危険な一方で、有用な面もある放射線…ということが強調された授業でした。うーん、レントゲンは治療に欠かせない技術だと思うのですが、自分がレントゲンを撮られることには抵抗を感じます。やっぱり放射線は扱いが難しい[:ピピピ:][:ピピピ:][:ピピピ:]
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