OTIS が移転しました
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昨日は、初めての外科実習でした。
ウマとイヌで、保定の仕方と静脈内注射・筋肉内注射のやり方を実際にやってみて練習(?1回しかやってないけど)しました。 私の班は最初にウマで、ウマは頚、胸、尻、尾でもって保定されていて、学生たちは首の部分の保定を練習しました。 胸と尻の保定は、ウマが前後に動いてしまわないようにで、頚の保定は首を上げたりとか立ち上がったりしないように、尾はウマが腰を落としてほかの保定から取れてしまわないように。 一人ずつ順番に、既にウマにかけてある縄を解いてまたかけなおす、という風に練習していったのですが、先生の説明はもちろん、前の人たちがやっているのを見ていたにもかかわらず…途中間違えちゃった(>_<)すぐ先生や外科の研究室の先輩が直してくれて…は、恥ずかしい…。 これを10人が順番にやってるので時間がかかるわけで、するとだんだんウマがイライラしてきました。 どうやら、最初に鎮静剤か何かでおとなしくなってもらっていたようで、薬を追注するとまたおとなしくなりました。 学生に色々されるためにここまでウマに貢献してもらって、ウマに申し訳わけないなぁ、きびきび順番を回して少しでも手際よくやらないとなぁ、と思いました…。 感心したのは、薬を追注した学生の方がとてもすばやかったことです(普段そういう場面に出会わない研究室に所属しているもので…)。 聴診して、ささっと駆血してちゃちゃっと注射していきました。 もともとウマは皮下脂肪が少なくて、皮膚も薄いらしいのですが、う〜ん早いなぁ! 保定の練習が終わったら引き続きウマの静脈内注射と筋肉内注射をやりました。 私はお尻の筋肉に、筋注しました。 ウマの筋注する部位には頸部と臀部の2ヶ所があるそうで、とくに臀部の筋肉は厚い(固い?)ので、普通に注射筒を持って針を刺したのでは、針が刺さらないそうです。 そこで、「投げ針」といってまずは針だけを臀部に刺してからそこに注射筒をはめて注射をするやり方がある、と。 やってみたのですが、お尻に針がぶっすり刺さってしまって(これで正解)、内心痛い痛いと思いながら、でもささっとやってきました。 ちなみに注入したので生理食塩水です。 イヌの保定では口を、人をかまないようにタオルみたいな布で縛りました。 私の班のイヌを初め、どこの班のビーグルもおとなしくて本当は口の保定なんかしなくてもいいのかもしれないけど、とりあえずは練習です。 注射は前足の静脈を使いました。 保定する人が、イヌの横や後ろからイヌの頭と注射しないほうの前足を片手で抱えて保定して、空いた手で注射するほうの前足を前に伸ばさせます。 このとき前に伸ばさせる+駆血する役割もあります。 イヌの静脈は足の太さのわりにかなり太くて、狙いが定めやすかったです。 すっと刺して、ちょっと注射の内筒を引いて血液が入ってくることを確認してから中の生理食塩水を注射しました。 これは授業ではなく別の機会に聞いた話なのですが、ビーグルの静脈はイヌの中でも太いほうなのだそうです。 ハスキーなどの大型犬はその体格の割りに静脈の太さは、極端な話マルチーズなどと同じ!!(そうなの?!) 寒冷地のイヌは総じて細いらしいです。 確かにビーグルはとてもよく血管が見えました。ほかの犬種だとこううまくはいかないのかぁ…。 という感じでした。 私の実験の関係で現在フェレットを飼っていて、採血する必要があってたまに保定係をするのですが、フェレットの頚静脈を見ているとビーグルって見やすい、と再確認できます。 2週間前に久しぶりに採血するときに、厚い皮膚と皮下脂肪(体型太めだったし)によって静脈がまったく見えないし、駆血しても怒張してこないしでかなり大変だったもの。 毛を刈ったのに、そんな状態で…。 結局、血管はこの辺だったはずという感じで、つつがありながら(⇔つつがなく)採血しました。今週の分が“そこまで”大変じゃなかったのは、ちょっと減量させたから…。右側の頚静脈の怒張もちゃんと見えたし。 某中野の獣医師を初め、フェレットの採血を剃毛することなく(!)さくさくできる獣医さんたちはすごい! PR ![]() ![]() |
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