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昨日の生理学実習では、ニワトリ(ヒヨコ)とマウスとウサギの血球を観察しました。
血球の観察には、ギムザ染色という染色法を用いて血球を染色して顕微鏡で観察するのですが、1年の後期にある「生物学実習」でやったことがあるので今回2度目ということで。 1年のときはヒトの血を使いました。 懐かしいなぁ。 そのときは進んで血を提供する人がいなさそうだったから、自らが血を流しました。 さすがに自分ではメスで指をつつけなくて、友達にやってもらって血を採りました。 昨日はヒトではなかったのでそういう葛藤はなくて、マウスは尻尾の先をハサミで切って、ヒヨコは深爪して、ウサギは(よくわからないけど)耳から、それぞれ採血しました。 それをスライドガラスにちょこっとたらしてもらって(ちょっと、と言うのがポイントで、少なすぎるとスライドガラス全体にのびないし、欲張っても厚く塗れてしまって、顕微鏡で観察したときに血球が重なって観察できないことに)、カバーガラスもしくはもう一枚のスライドガラスで薄くのばします。 パタパタと振って自然乾燥させて、メタノールに漬けて固定(タンパク質を変性)します。 2、3分経ったら引き上げて、いよいよギムザ染色液で染色します。 これは15〜20分、と言われていたので、15分経ったら染色液を洗い流したのですが、時間が短かったらしく、顕微鏡で見たらほとんどまったく染色されていなくてどれがどれやらでわかりませんでした…(>_<) こんなときに班というのはありがたいもので、ちゃんとうまく染色できる人もいるんですねぇ。 なので、私一人のマウスの標本ができなくっても大丈夫なのさ☆ まずニワトリの血がどうなっているか、ですが、これは哺乳類とはかなり違います。 生物で習うとおり、哺乳類の赤血球には核がありませんがニワトリにはしっかりあります。 なので顕微鏡で見ていると、大量に核がある細胞が見えるため視野を動かすたんびに頭がグラグラ…酔ってしまう…。 そして、血小板の代わりに栓球と言う、これまた核のある細胞があります。 栓球は赤血球と結構似ているのですが、酔いながら見ているうちに「あ、これが栓球ね」と分かるようになってきます(笑) もうひとつが好中球がないことで、その代わりと言うわけではないかもしれませんが、好酸球に似た偽好酸球があります。 好酸球と偽好酸球は本当によく似ていて、資料集みたいな写真の載っている本を見ても、「おいおい、どうしてこんなに自信たっぷりにこれが好酸球で、これが偽好酸球です、って書けるんだ?!」と思えるほど、そっくりで。 接眼レンズを100倍にして油浸して観察してみても、それぞれ微妙な感じで、これ!という差は見受けられませんでした。 先生ですら、困っていましたから(ニヤリ) (続きを書きたい) PR
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